天川神社までドライブ

サポート記録

今日も昨夜懸念していたとおり、朝からだんなさんの気持ちがいい方向に切り替えられておらず、仕事に必要なコミュニケーションの部分で躓き、作業が滞る状態に…。

この調子では遠からずまた作業どころではない状態になりかねなかったので、だんなさんに仕事自体の臨時休業を提案して、午後からは、気分の切り替えと、今後同じ状態にならないように対策を話し合う時間にした。

やっと問題の根本に目を向け始めただんなさんのメンタルの状態に、スピリチュアルパワーをもらうのを期待して、ずっと願いながらもなかなか行けなかった奈良の天川神社までドライブして参拝してきた。
ドライブだと、だんなさんは音楽を聴いたり歌ったりと、自然と気分の切り替えがしやすい。

想像どおり、出発すると、だんなさんは昨日から引きずっていた重い気分から離れてくれた。が、天川神社までの秘境のような細い田舎道の運転に、次第に心の余裕がなくなる状態になってしまった。
せっかく天川神社についた頃には、おそらくメンタルの調子の不調から、だんなさんの頭痛が出始め、気分もすぐれないような感じになってしまったが、道中、天川神社にずっと縁を感じていたのことをだんなさんに話し、神社ではともに神様にご挨拶をして、病気の快復を願った。

天川神社はとても優しい大気と神秘的なパワーに包まれた神社だった。
テンション低めのだんなさんに霊的なパワーを感じないか尋ねてみたところ、残念ながらなにも感じなかった様子。しかし、本人は気づいていなくても、やはりパワーの影響からか、神社に参った後の帰り道は、だんなさんの気分はうまく前向きになっていたようだ。

だんなさんの気分が切り替わってくれたおかげで、帰路では、明日以降の仕事や生活の向き合い方や、気分を切り替える工夫を提案し、だんなさんにも理解してもらうことができた。
「焦らず、ゆっくり構えていこう。」

だんなさんがやっと自分のトラウマと向き合う気持ちになり、障害の原因がわかってきたとはいえ、まだまだだんなさんのメンタルはデリケートで不安定な状態だ。 小さなことに一喜一憂することなく、ゆっくり焦らず着実に傷を癒していくんだよ、と伝えた。
状況だけみると、ここ数日もうまく軌道にのれていない状態が続いているが、今までとは違い、だんなさん自身が逃げずに自分の障害に立ち向かい、解決していこうとしている主体的な気持ちが見える。
だんなさんは、もともと繊細な感覚をもち、真面目な性格なのだ。
少しうまくいかないことがあるだけでも、今までの失敗パターンの記憶が甦り、大きくガッカリしてしまうのだろうし、一日でも一秒でも早く抜け出したい、ゴールしたい!と焦る気持ちが出てくるのだろう。

解離への対処の必要性がわかったとはいえ、本人の性質そのものが変わるわけではないし、やはりうまくいかなかったり、コミュニケーションがかみ合わなくなると、たちまち精神に乱れが出てくる。
それも含めてだんなさんだから、焦らず一緒に一度きりの人生を楽しんで暮らそう、傷はゆっくり着実に癒していこうと話した。
だんなさんは、気分を切り替えて、わかったような返事をしてくれたが、きっとだんなさんの心の中には、今も不安や焦りがいっぱい立ち込めて、心中で戦っているに違いない。
私も不安になったり、焦る気持ちがないといえば嘘になる。しかし私のできることは、そんな彼の気持ちをおろそかにせず、見守り支え、どっしりと受け止め構えてあげることだと思っている。

これからも安定して仕事をできる環境になるまでには、度々波風がたったり、軌道修正が必要かもしれない。
私も焦らず、いつもだんなさんのスピードに歩みを寄せて、生活を崩し切らないで徐々に好転させていく努力を続けようと思う。

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